ククイ博士のおでかけ備忘録

おでかけをゆるゆるとまとめる。

おそロシアにいってみよう!⑥ロシア号編

ロシア号の予約は簡単だ  ãРÐÐãã®ç»åæ¤ç´¢çµæ

シベリア鉄道は手頃な価格で乗車することができる。現在シベリア鉄道はシーズンで料金が異なる。私は3等車を利用した。気になる運賃だが、ウラジオストクーモスクワ間で、2万8千ほどであった。また、予約も簡単でロシア語が分からない筆者でも問題なかった。実際、ロシア国鉄のホームページは英語とロシア語に対応している。ホームページ上で料金をクレジットカードで決済すると、PDF上の乗車券が取得できる。この乗車券を印刷すればシベリア鉄道乗車準備は万全である。

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乗車券である。車掌さんに乗車券とパスポート提示することで改札終了。そして列車に乗車できる。

 

ロシア号のクラス

ロシア号のクラスは3つある。1等、2等そして3等である。1等になると金額は上がる。おそらく1等車を利用してる乗客は観光客であると思う。食堂車には1等車を利用してる欧米人や韓国人、または中国人が多く居た。1等の説明はカットする。次に、2等である。2等は前回紹介したオケアン号で利用した。せっかくなので写真を添付しておく。

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オケアン号2等車の様子

 

最後に3等だが、これは主に現地の方が足として活用している様であった。私が乗った3等車は新しく綺麗であった。利用が多い為か車両の入れ替えも多いのだろう。私は6日間快適に過ごすことができた。また、取っ替え引っ替えお隣が変わり、ロシア人と交流する機会が必然的に生まれた。ロシア人と交流したいのなら3等車の利用をおすすめする。また、費用を抑えたい方も3等車の利用をおすすめする。後は3等車の写真を添付し、個々にコメントする。

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私は3等の下段を選んだ。下段は3等の中で1番快適だと思う。しかし、上段の住民が食事をする際は席を譲る必要がある。それ以外は問題ない。


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車内ではグラスを貸し出している。車掌さんに言えば貸してくれる。3等車の車内販売で食料を買うロシア人は多かった。

 

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サモワール。ここからお湯を調達する。ロシア人はよく紅茶を飲む。私もスーパーで紅茶を買って飲むことにした。おかげでトイレに何回も行く羽目になった。


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3等車は狭いと思うが、満員にならない限り問題はないだろう。


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ロシア号にシャワーが付いていないと思っていたので、期待してなかったが、なんと付いていた。5日ぶりにシャワーを浴びてスッキリした。150RUBで利用できる。3等の客も利用していた。


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他の車両よりも新しい。外気表示もある。

 

食堂車は安くておいしい

ロシア号には食堂車がある。主に利用する客は1等と2等であった。3等を利用する現地の方は持ち込んだものを消化していた。食堂車の従業員は親切でテキパキと対応してくれた。また食堂車は清潔に保たれている。食堂車の決済は主に現金である。一様、カードを利用することができるが、走行中は電波不通区間である為、決済が出来ない。おそらくだが、電波がある停車中であればカード決済が可能だ。私は最終日、最終停車駅でカード決済が出来た。

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メニュー、料理は豊富である。スープが一番手頃で美味しいと感じた。


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ボルシチ380RUB

おわりに

ロシア号の旅は快適そのものだ。今回はシャワーがついていたので尚更だ。シベリア鉄道6日間の旅を今、思い返しても最高である。それが2万8千で手に入る。このコスパは圧倒的だ、ハラショーだ。機会があれば乗ってしまいたい。しかし、億劫なVISA取得を忘れずに。

 

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おそロシアにいってみよう!⑤第3日目

日本から2時間、ヨーロッパの街並み

日本から2時間でヨーロッパの街並みと称される極東の都市ウラジオストクは、ロシア連邦極東地域のVISA緩和で注目を集めている。ウラジオストクの街並みはアジアの雑踏は無く、ロシア建築が並んでいる。ああこれは、十分に日本から2時間でヨーロッパを謳えると思った。

 

ウラジオストク駅から街歩き

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ウラジオストク

ウラジオストク駅と港はすぐ隣に位置する。ウラジオストクは港の街だという事がよく分かる。
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ウラジオストク駅で荷物を預けた。値段は安く、¥270程であった。ウラジオストク駅の周りにはバスが多く停車しており、朝の通学、通勤ラッシュ時の忙しなさがあった。

適当にぶらぶらと街を歩き進めた。今回はウラジオストクの滞在は12時間と短い為、あまり本格的な観光をしていない。しかし、ウラジオストクの街はコンパクトなので、短い日数で足りると思った。また、大都市の喧騒はない為、観光もしやすい。加え、徹底した歩行者優先であり、交通量の多い幹線道路でも必ずピシッと車が止まる。横断歩道に立っていても、渡る意思を見せていても止まらない国とは大違いだ。ロシアでは日々の鬱憤を晴らせたので本当に良かった。

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中央広場を抜け、まだまだ歩く。目指すは鷹の巣展望だ。展望台まではケーブルカーで行く事ができるが、私は歩いてしまった。展望台からの景色は良く、ロシア軍の艦船も見ることができる。冬の景色はもちろん綺麗だと思うが、風も強い為、凍えそうだ。

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帰りはケーブルカーに乗った。圧倒的にケーブルカーの方がアクセスが良いが、歩きも良い。しかし、これからの季節はケーブル一択であろう。

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ケーブルカーを降り、再び街をウロウロとした。時計を見ると、そろそろランチタイムだ。近場のお店を探して入ることにした。店名を忘れてしまったが、ジョージア料理店である。私はすっかりジョージア料理に魅了されてしまった。日本ではそう簡単に食べられないであろう料理であるが、ウラジオストクでは簡単に食べられる。ウラジオストクに行く目的がまた出来てしまった。

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夜もまた、別のジョージア料理店を利用した。シベリア鉄道出発前にジョージアワインで景気良くいったのだ。時刻は18:30をまわった、そろそろウラジオストク駅向かう。ある程度スーパーで食料を買い込んだのでしばらく問題ない。後は途中駅で買うか、食堂車を利用しようと考えた。

いよいよウラジオストクを出発

6日間のロシア号の旅が幕を開ける。9288kmのポストを再びを目にし、興奮した。
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おそロシアにいってみよう!④第2日、3日目

ハバロフスクからウラジオストク

ハバロフスクは素敵な街であり、充実した観光であった。次に向かうのはウラジオストクである。ウラジオストクまではシベリア鉄道、オケアン号を利用する。オケアンとはロシア語でОкеан、大洋の意がある。オケアン号は毎日運行で1等と2等の編成となっている。私はウラジオストクから入国出来なかったので、わざわざシベリア鉄道起点に戻る旅程である。しかし、ただ戻るのでは面白くないと思い、オケアン号の利用を思いついたのだ。

オケアン号に乗車

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ハバロフスク駅には大きい電光掲示板がある。

ハバロフスク20:45発、ウラジオストク08:27着の旅である。シベリア鉄道完乗するには時間が必要だ。しかし、当列車を利用する事でシベリア鉄道を短い時間で感じる事ができる。時間がない方には当列車の利用でシベリア鉄道を短い時間ながら、堪能して頂きたいと思う。
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列車は定刻通りにハバロフスク駅に出発した。かなりのスピードでシベリアの大地を駆け抜ける。私は2等寝台の上段を利用した。私の他に若い夫婦がいた。2人は親切で気持ちよく過ごせた。まだロシアに2日ばかりの滞在だが、ロシア人は人が良く優しさがある。

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ランチョンマットは大洋をイメージして、海が描かれているものだった。

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ペプシを注文した。普段飲むペプシキリル文字となると別の飲み物のようであった。


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ボルシチを注文、ボルシチは一番手軽で私は好きだ。食堂車の店員の皆さんは優しく、丁寧な接客であった。この食堂車のメニューは、ロシア号より幾分か豪華に設定されているようであった。その分、お値段もはる。

翌朝、各部屋に朝食が配られる。基本オケアン号は朝食付きということになる。選択肢はあったが、自動的にプリヌイになった。

 

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列車は定刻通り、ウラジオストク駅にに到着。さて、ウラジオストクの街が呼んでいる。私は、意気揚々と駅から出た。

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おそロシアにいってみよう!③第2日目

ハバロフスク市内観光

ハバロフスク駅舎

ハバロフスクの街は歩きやすく迷う点が無い。駅を中心とし、ひたすら真っすぐ歩くとアムール川を見渡せる公園に出られる。もちろん、バスやトロリーバスの交通の便はある。駅からアムール川まで3.8kmは良い運動になる。まず今晩、乗車するオケアン号の下見をする為、ハバロフスク駅に向かった。駅は治安が悪いと思ったが、目立つのは中国人観光客のみで、至って普通であった。最近は、テロ対策の影響で荷物チェックがある。ハバロフスクの場合、簡易的なチェックで特別問題無かった。駅舎は立派で歴史を感じる上、ロシア国鉄の壮大なチャイムがそれを誇張させるようであった。この線路がモスクワまで続いていると考えると感慨深い。

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中央市

駅から真っすぐ歩くと中央市場に着く。市場はカラフルで、ヨーロッパのマーケットの様であった。市場ではイクラキャビア、肉、何でも揃っていた。ハバロフスク市民の皆さんも買い物に来ていた。市場ではリンゴとベリー系の果物を買った。私は日本だ青森県産リンゴや長野産リンゴを食べているせいで、市場で買ったリンゴは旨みを一切感じなかった。あれはジャムに適している。

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中央市場を抜け、さらに歩くとレーニン広場がある。広場と名のつくものは本当に広い。均等に配置された噴水が美しい。 

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アムール川

ハバロフスク駅から真っ直ぐ歩くとアムール川のほとりに到着する。某県、日本一の川幅の比ではない。アムール川は中国から流れ、ロシアを抜け最終的にはオホーツク海へと流れ、豊かなプランクトンを放出してる。その恩恵は北海道に、私達の食卓に美味しい海の幸となって届けくれている。

 

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ウスペンスキー教会

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大分歩いたと思い、スマホを確認してみたら20kmを超えていた。足が棒になるまであと一歩という段階であったので、ブログ更新を兼ねて休憩を取ることにした。ハバロフスクはローカルなカフェが多い。値段はリーズナブルだ。確かコーヒーとクロワッサンを頼んでも¥200台後半だったか気がする。コスパに優れてるので利用する価値がある。


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カフェを後にするとすっかり夕刻になっていた。街は夕日に照らされると同時に市民の歩幅も大きくなっていく。ハバロフスク観光は1日であったが、この街の良さを知ることが出来た。今のところ、おそロシア体験していない。本当におそロシアなのか懐疑的になる。しかし、本丸はモスクワであり油断大敵だ。


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今日は充実した1日であった。Спасибо。

 

 

 

 

 

おそロシアにいってみよう!②第1日目

成田からハバロフスク

成田からハバロフスクまで飛行時間は約3時間で繋ぐ。ハバロフスクは日本と近く時差は+1時間である。現在、ロシア連邦極東地域のVISAが緩和され、ネットで簡単に申請出来るe-VISAがある。また、来年度からANA,JALウラジオストクに直行便を飛ばす予定だ。今後、期待を集める旅行地に間違いない。下記の図を見るとロシア国内には時差が生じてる。シベリア鉄道を完乗する際は確認しておきたい事項だ。

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wikipediaより転載

ハバロフスクの空港は飛行機からタラップで降りる。飛行機を間近で見ると、A320とは言え大きい。今回はS7航空を利用した。ワンワールドに加盟してる航空会社であるが、度々LCCと間違われるキャリアである。その所以は、受託手荷物、座席指定が有料オプションであったり、する為だろう。

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サービス共に申し分ないが、同加盟キャリアであるJALと引き合いに出すとなんとも言えない。これは最初から比較対象にはならないが。

 

空港から市内

ハバロフスク空港から市内まではタクシーか、バス、トロリーバスの選択肢がある。トロリーバスはカードが利用できた。ロシアではpayWave決済が便利だ。東京五輪でも当決済を流行らせるらしい。ちょっと時間が足りない気がして堪らない。市内までは渋滞が酷かったが、日本の中古車がハバロフスクの街を軽快に走っているのを見るのは楽しかったので、良しとする。

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美味しいコーカサス料理

ホステルにチェックインし、街を散策することにした。コーカサス料理屋がホステルから近かったのでそこにした。店員が非常に親切で楽しい時間を過ごせた。店内のインテリアも非常に素敵だ。

@イロン•カビス、Ulitsa Dzerzhinskogo, 65, Khabarovsk, Khabarovskiy kray, 680000

 

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この後、あ、ジョージアワイン🇬🇪を飲まなくっちゃと思い注文した。そしたらパイを薦められたので一緒に頼んでしまった。おそらくベリーが入ってるパイだ。シンプルな味で美味しかった。もちろんワインも。ハバロフスクは素敵な街であることに間違いない。

明日にも期待。

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